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はなの病気・治療について
鼻の症状には、痛み、痒み、鼻みず、鼻づまり、鼻血、嗅覚異常などがあります。とくに鼻血は、肝臓、腎臓疾患や薬物長期投与など基礎的な疾患がある場合も考えられますので、異常を感じたら早めに受診されることをお勧めします。
当院の治療方針
アレルギー性鼻炎では、何がアレルギーの原因物質か特定する検査を行い、継続的な治療に努めております。また、内視鏡検査では、ディスプレイを通じて患部をご覧いただき、状況を分かりやすく丁寧にご説明することを心がけております。
よくある「はな」の病気について
鼻炎(急性鼻炎、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎・鼻アレルギー)
急性鼻炎は、細菌感染などの刺激によっておこる一過性の症状です。
鼻の粘膜が慢性的に腫れている状態になると慢性鼻炎といいます。
急性鼻炎はかぜのように一過性の症状ですのでいずれ治まりますが、慢性鼻炎は症状が治まることはありません。
急性鼻炎であれば、一般的なかぜ薬も用います。慢性鼻炎や花粉症などのアレルギー性鼻炎のような慢性的な鼻炎には継続的な治療が必要です。
アレルギー性鼻炎の原因は、通年性(ホコリ、ダニ、カビ、フケ、ペットの毛など)と季節性(スギ、ヒノキ、ブタクサなどの花粉)があります。これらの原因物質(アレルゲン)が鼻水・鼻づまり・くしゃみといったアレルギー性反応を引き起こします。
治療方法
薬物療法、アルゴンプラズマ療法を実施しております。
花粉症(スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサ等)
花粉症とは、アレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が花粉による症状です。
花粉症の原因となる植物について
◆1月~3月:スギ花粉、ハンノキ
◆3月~6月:ヒノキ、マツ、シラカバ、カモガヤ、ハルガヤ
◆7月~10月:ブタクサ、イネ、ヨモギ、ススキ
などがあります。
症状
鼻づまり・鼻水・くしゃみがあります。
治療方法
薬物療法・アルゴンプラズマ療法を実施しております。
副鼻腔炎(急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎・蓄膿症)
細菌感染で副鼻腔の粘膜に炎症が起こった状態が、副鼻腔炎です。副鼻腔炎を発症すると、膿性の鼻水が出ます。
鼻腔と副鼻腔は「自然口」と呼ばれる小さな穴でつながっており、自然口付近の粘膜が炎症を起こすと穴がふさがり、副鼻腔内の膿が鼻腔から排出されずにたまってしまいます。
この状態を慢性副鼻腔炎と言います。
治療方法
副鼻腔炎は、副鼻腔にたまっている膿(鼻水)を吸引して取り除く治療をおこない、鼻水から原因菌を調べて抗生剤を処方し、消炎鎮痛剤の投与で粘膜の炎症を抑えます。
激しい頭痛をともなうため、鼻づまりが長引いたり、膿性の鼻水が出る場合は、耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。
小さいお子さんは、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)など鼻から頭痛が起こるケースもあります。
子どもが頭痛を訴えたら、鼻水や鼻づまりを併発していないか注意してください。